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南米

フォルクローレの魅力に惹かれて訪れたインカ帝国栄華の地ペルー

ペルーという国に行った理由をお聞かせください。

フォルクローレ

フォルクローレという分野の音楽が好きで趣味で演奏しているのですが、その本場であるペルーに行ってみたかった。どの様な文化を背景にこの音楽が生まれたのか、どのように人たちがこの音楽を作り上げたのかそれを少しでも知りたかったし体感してみたかったから。また、マチュピチュには昔から憧れがありずっと訪れてみたいと思っていたからです。

行く前はどんな国を想像していましたか?

神秘的なイメージです。
自然や風、太陽に感謝しながら共に暮らし、昔からの教えやしきたりをずっと受け継いで今まで来たようなそんなイメージです。あと音楽が溢れていてとてもご陽気なイメージ。

いつ頃から行くことを考えて準備をしていたんですか?

実はこの国の存在を知った時からずっと行きたかったんです。 小学生の時の音楽会で「コンドルは飛んでいく」を演奏したことがあったのですが、その音楽の雄大さに魅力を感じペルーについていろいろ調べて(小学生の時なので小学校の図書館で調べるレベルですが。)いつかその国に行く時のことを夢みてました。
しかし、ずっと行きたいと考えてはいたのですが気付いたら月日が流れ20代後半に突入…。これでは駄目だ、まずは決めないと本当に夢物語になってしまうと感じ2012年の春に「来年はペルーへ行く!」と渡航を決意。そこから1年かけてお金を貯め、上司へ仕事の長期休みの交渉、通勤電車で毎日少しずつスペイン語を勉強し2013年6月に念願のペルー入りを果たしました。

ペルー

実際に行ってみてどう感じましたか?

人が集まればなんとなく音楽が始まってみんなで楽しむ、一人が演奏を始めれば周りの人たちが歌い出しそして踊り始めるそんなご陽気な国でした。なんだかフォルクローレの真髄を見たような気がします。音楽は自分が楽しむものだと改めて感じました。
とてもご陽気な国ですがその一方で貧富の差が激しいことに気付かされました。例えばリマの新市街は皆都会的な格好をしていてブランド品を身に着けている方も結構いましたが、その一方で昔からの衣装を身にまとい赤ん坊を背負いながらお土産類(民族の雑貨等)を両腕いっぱいに抱えて観光客に必死に声を掛けている女性が沢山いました。今後この貧富の差を無くすのがこの国の課題だと感じました。

また行きたいと思いますか?

毎年でも行きたいと思います。 町中には音楽が溢れていて楽しいしその場所に住む人たちがとてもフレンドリー。肩肘張らずに過ごせるこの国が大好きです。そしてやっぱりマチュピチュが魅力的。インカ帝国が栄えたはるか昔に思いを馳せながらのトレッキング、ごろんと横になり空を仰げばどこまでも続く青空。青空かと思えば曇り始め雨が降る、そして短時間で止み陽が差し込めばそこには虹がかかる。このようにくるくると変わる表情もマチュピチュの魅力です。

マチュピチュ

拠点を決めてその土地の文化を吟味し体感する!

旅のスタイルについて教えてください。

クスコあまり宿を転々としない事。 旅の軸となる宿を毎日転々とするとそれだけで疲れてしまいメインの観光に力を注げません。今回の旅はツアーで訪れたのですが、一つの町を訪れたときは出来るだけ長くそこに滞在できるようなプランを選びました。

旅で出るときに大切にしていることはありますか?

できるだけ現地の人の文化に触れたいと考えています。積極的に話しかけコミュニケーションを図ります。あと郷に入れば郷に従えという事を常に頭の片隅に置いています。

ペルー

実際、旅に出て苦労することはありますか?

時差ぼけです。寝たくないのにどうしてもバスに揺られていると眠たくなってしまうんです。旅の途中の景色も旅の醍醐味の一つなのに。 あとお手洗いのタイミングも難しかった。一度バスに乗ると長距離移動なのでなかなか行きたいときに行けない。標高が高いところでは特に水分補給が大事ですが、ちょっとその辺りも考慮してタイミングを見計らって水分を摂っていました。ペルーでは長距離移動の時民家のお手洗いを借りる事が多いのですが、リュックサックなどを掛けるフックがなかったのでS字フックを持って行った方がいいと思います。

旅に出る人に一言

上記ではマチュピチュに少し触れましたがペルーにはまだまだ沢山の旅人を惹き付ける素敵な場所や要素があります。ナスカの地上絵、チチカカ湖、クスコ、リマ、プーノ、興味深い民族文化、フォルクローレ、きれいな織物のマンタ(風呂敷)、可愛いアルパカ、など…ペルーはとても魅力的な国。行ってみたいと思われている方は是非現地へ赴いてください。
また、生きていると色々な瞬間にこの国に行きたいと思う事があります。そう思った時が旅に出るチャンスです。自分の直感を信じて旅に出る計画を立てて下さいね。 そして、自分で見た景色やその時に湧き出た感情を大切にして下さい。それはやがて自分の人柄となり核となりゆくと思います。

プロフィール

K-Haruka*
ハンドルネーム K-Haruka*
職業 ハンドメイド講師
趣味/特技 書き物、写真、ケーナ、アクセサリー作り
好きな国 ペルー、ボリビア、スペイン等
海外に必ず持っていくもの S字フック、ガイドブック、お守り代わりの指さし会話帳。そして愛用のOLYMPUS E-PL2ミラーレス一眼カメラ!
サイトURL http://chiitabi.web.fc2.com/
http://bit.ly/10NTocB

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今回のインタビュー

K-Haruka*

2011年社員旅行で海外旅行デビュー。その時に世界の広さと人の心の温かさに触れたことでもっと知らない世界を見てみたいと思うようになる。「大きな旅には出れないけれど小さな旅を少しずつ」をモットーに地球を撮り歩き、そしてこれからも旅に出る。

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