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ギネス認定の大聖堂があるの?驚きのセビーリャ

セビーリャ

マドリードのアトーチャ駅から電車に揺られること約二時間半、アンダルシア地方のセビーリャに到着しました。そこからタクシーに乗りまずは旧市街地へ向かいます。

セビーリャ

最初は大きな道でしたがしばらくすると狭い道に入ります。乙女心をくすぐるポップな色使いの建物が立ち並び観光客もちらほら見えてきます。
景色を見ているとあっという間に旧市街に到着。ホテルのチェックインを済ませた後、休む間もなく向かうは大聖堂です。と、言ってもホテルの目の前が大聖堂。なので、わざと大聖堂の周りをぐるりと一周散策。オープンテラスのレストランにはたくさんの人で賑わっています。天気も良くて、なんだかいいなぁこの感じ。

セビーリャ

さてさて、チケットを購入するのは結構な時間並ばないといけないと聞いていたので慌てて入口へと向かいます。そして、すぐに到着。結構人が並んでいるだろうなぁと覚悟を決めていたのですが、「ん?…空いている!!ラッキー!」後々調べてみるとシエスタの時間帯は空いているのだとか。並び始めて20分ぐらいで中に入れました。
ここセビーリャ大聖堂は世界最大級で第三位の大きさを誇ります。そしてギネス認定で見ると世界一なのです。すごい。さてさて堂内はいかがなものか。わくわくしながらいざ中へ。

セビーリャ

天井はどこまでも高く、ほんのりとステンドグラスから降り注ぐ光、そしてこの地に富をもたらしたコロンブスを彷彿とさせるほど美しい金色の輝き。

美しいステンドグラス  カトリック最大の祭壇衝立  コロンブスの墓
美しいステンドグラス

  カトリック最大の祭壇衝立

  コロンブスの墓

こんな建物を人の手で作ったなんて、昔の人は本当にすごい。
堂内も一通り見終わったのでいよいよ「ヒラルダの塔」に上ります。 ここで少し小話を。セビーリャは8世紀ごろからレコンキスタ完了時までイスラム王朝の支配下にありました。その時に建てられたモスクが今のこの大聖堂の基礎となっています。その為、キリスト教の大聖堂と生まれ変わった今も所々その当時の名残が今もなおあります。して分かりやすいのが今から上る「ヒラルダの塔」です。イスラム王朝時代はミナレットだったこの塔には色々な痕跡が残っています。
それでは上って行きます。坂道を上り歩き壁に突き当たったら180度向きを変えて上っていく。そうしながら天辺を目指すのですが上っても上っても一向にゴールは見えません。緩やかな坂道ではありますが旅の疲れも相まって結構体力的にきついのです。この坂道はイスラム王朝時代にモーロ人がロバに乗って上る為の物だったとか。私もロバに乗って悠々と行きたいとこですが人生そんなに甘くはありません。今どの辺りにいるか参考になる数字が壁に書かれているのでその数字を心で呟きながら一歩一歩自分の足で前へ進むのみ。

途中見える景色で気分転換。外を見ながら上へと向かいます。

  馬蹄形。イスラム王朝の名残。

やった!一番上まで来ました。結局坂道は30越えくらいだったような気がします。

  オレンジの塔内です。街に時を知らせていた鐘楼がとても大きい。

サンタクルス街

サンタクルス街側。ここから見る景色は最高です。ここまで来たらさすがに疲れも吹っ飛びますね。なんてカラフル!なんて素晴らしい!

セビーリャ

景色がとても素晴らしくて大満足。最後は下に広がっているオレンジの中庭に向かいます。

ここから来た道を戻ります。 下り坂、結構足に来ています。膝が笑っています…。 そして地上に到着。オレンジの中庭へ。

  燦々と太陽の光が降り注ぐ。

大聖堂

オレンジの中庭から見上げた大聖堂。オレンジの木ととても似合います。
最後はこの中庭にある免罪の門をくぐり大聖堂の観光は終了です。 様々な時代の流れを見てきた大聖堂。中に入ると繊細な彫刻や祭壇衝立などの装飾品。人々が時代を越えて守り継いで来たものに壮大な時の流れを感じます。この感動はギネス級。本当にここを訪れて良かった。
K-Haruka*
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