シーク教の大本山アムリトサル 人工池の浮かぶ黄金寺院とは
デリーの北西約450km、パキスタンとの国境近くにあるパンジャーブ州最大の都市。
陸路でパキスタンに向かう時は、この町から国境へ向かうことになります。
アムリトサルの最大の特徴は、スィク教の聖地である黄金寺院があること。
「アムリタ・サラス(不死の池)」に浮かぶ美しい黄金色の寺院に向かって、ターバンを巻いたシーク教の人々が熱心にお祈りしています。
仏教ともヒンドゥーともイスラムとも違うシーク教。すべての人の平等を説いていてその教えから作られた施設は驚くものばかり。無料の食堂や無料のホテルも有していて見学だけでも行く価値があります。
シーク教の総本山、ゴールデンテンプルがあるため、インド人の観光客も多いです。ゴールデンテンプル付近の大きな通りには、マクドナルドやサブウェイなどのファーストフードもあります。街の中心は夜遅くまでレストランや商店が空いていますが、暗い道もあるのであまり出歩かない方が良いと思います。
アムリトサル市内から西へ30km。パキスタンとの国境のワガボーダーでは、毎夕国境を閉める時間になると、双方の兵士が国旗を降ろすセレモニーが行われます。といっても、その光景はまるでパーティーのように踊り歌って盛り上がります。インド人に交じってセレモニーを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ゴールデンテンプルの中にあるGuru Ka Langarという食堂では、参拝者に対して毎日無料で食事を提供しています。一日の参拝者数は10万人、働いている人は全てボランティア。それを500年休まず続けているというから驚きです。ゴールデンテンプルに来られた際は、是非一食頂いてみてください。
ゴールドテンプルの無料食堂で食事を頂いた後は、自由にボランティアに参加できます。皿洗いやにんにくの皮むきなど、多くの人が数時間ここで働いた後帰っていきます。自分の食べた分をその場で働く経験はなかなか出来ない物。申込みなどは必要ないので、その場で近くの人にやり方を教えてもらって働いてみよう。
昼を過ぎるとゴールデンテンプル手前の交差点で、「ワガボーダー!ワガボーダー!」と叫ぶ客引きがいる。ここからジープに乗って1時間半の所にあるワガボーダー国境では、毎日盛大な閉門セレモニーが開かれます。
階段状になった観客席からは両国の様子が見え、兵士が国境に向かう時にはお互いに「こっちの方が盛り上がっているぞ!」と言わんばかりに、大歓声をあげ踊ります。
また、外国人の場合はVIP席に招待され、「こちら側にはこれだけ外国人が来ているぞ!」と見せつけるのだそうです。
インドの国旗のフェイスペインティングやTシャツを着て、みんなで盛り上げよう!
写真でみるアムリトサルの旅
ターバンを巻いたシーク教の人々が主に働いています。次々と流れてくる皿を手際よく洗い、また次の参拝者へと皿が渡されます。
チャパティ(おかわり無料)、ホウレンソウのカレー、じゃがいものカレー、ミルクライスのセットです。大勢で食べる食事はやっぱり美味しい!