アフリカ国立公園《タンザニア》

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地図
セレンゲティ国立公園
タンザニアでは最もポピュラーな緑の楽園 「ヌーの大移動」が見られるセレンゲティ国立公園
タンザニアでもっとも古く、もっとも人気のある公園。ヌーの行列に20万頭以上のシマウマと30万頭のトムソンガゼルが参加し、平野を駆け抜ける毎年の大移動が有名です。ほかにもバッファローの大群、象、キリン、エランド、トピ、コンゴニ、インパラ、グラントガゼルなどが見られます。
この地で印象的なのは、日に焼けたサバンナを超えて地球の果ての水平線まで広がる、開放的な空間。この金色の草原は、野生の花の咲く果てしない緑のカーペットでおあります。そして、樹木が豊かに茂った丘や、そびえ立つ白アリの塚、イチジクの木で縁取られた川、そして、ほこりでオレンジに染められたアカシアの森林地帯もあります。
ンゴロンゴロ自然保護区
珍しいクロサイも生息する動物たちの天国 ビッグファイブも観察可能なンゴロンゴロ自然保護区
総面積約8288平方キロメートルもあるこの区域は、もともとセレンゲティ国立公園の一部でした。しかし古くから付近で生活しているマサイ族の権利を守るとともに、人間と動物との共生を目指し、1959年に自然保護区として独立したのです。山手線の内側ほどの大きさのある巨大なクレーターに約2万5000頭の野生動物が生息。絶滅危惧種のクロサイをはじめ、「ビッグファイブ」と呼ばれるようなゾウ、ライオン、ヒョウ、バッファローも出現します。さらに、湖をピンクに染める数千〜数万羽のフラミンゴの群れも見所のひとつ。区域内にあるオルドワイ渓谷からは、初期の人類の化石や足跡なども発見されているという、考古学的にも貴重とされている土地でもあります。
キリマンジャロ国立公園
キリマンジャロ国立公園に見られる風景の七変化 アドベンチャーワールドのような景色が広がる
アフリカ大陸の最高峰であり、世界一の独立峰であるキリマンジャロ山。ここは世界でもっとも簡単に登れる山のひとつであり、世界中の登山客が訪れます。ここの登山では、短時間で景色の移り変わりを楽しめることが魅力。標高2700メートルの手前では、象、ヒョウ、バッファロー、絶滅寸前のアボット・ダイカー、アンテロープ、霊長類が住んでいます。標高4000メートル以上の場所にある高山砂漠は、数種類のコケが生えているだけの緑に覆われた景色が広がり、さらに上へ登っていくとそこは一面、氷と雪の世界に。そしてアフリカ大陸の頂上に降り立てば、地球の美しい景色が目の前に広がります。観光に適している季節は、よく晴れていて暖かい12月〜2月。
マニャラ湖国立公園
湖にさまざまな動物が集まるマニャラ湖国立公園
フラミンゴなどのバードウォッチングも
広さや約330平方キロメートルで、タンザニアのアルーシャの町からンゴロンゴロやセレンゲティに向かう途中、リフトバレーの底にある、湖を中心とした公園です。ここを通り越してンゴロンゴロやセレンゲティに向かう観光客も多いです。でも、時間があれば是非、立ち寄ってみてください。大地溝帯とマニャラ湖の間に草原があって、動物の生活環境はとても多様性に富んでいます。ライオンやカバ、ゾウ以外にも、マニャラ湖のソーダ湖岸にやってくる何万羽のフラミンゴを含むさまざまな鳥類も見られるので、バードウォッチングが好きな人にも喜ばれます。また側にはいくつかのホテルも点在。観光名所とは少しだけ離れたこの場所だからこそ、気持ちもゆったりと過ごすことができるはずです。
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